飛脚屋日誌

~人生を考える~

飛脚屋日誌001

どうも皆さん!飛脚屋です!

 

新学期だ!

 

新学期ですね!

ん~~~いろいろ考えてみたけど特に言うことないっすね!

どちらかというと新社会人の皆様のメンタルに不安を感じてしまいますね・・・

よくある『アメリカの営業マンの画像』、みたいな感じで気楽に仕事をこなせれば訳無いんですがそうもいかないのが日本人の性ですね。真面目な事は良い事だと思います。でも『真面目過ぎる』のは・・・ちょっと危ない。

まぁいくら僕が危惧しても仕方無いんですけどね(笑) 周りで深刻そうな顔している人がいたら助けてあげて下さい。

 

 

さて、話は変わり   飛脚屋としての初仕事  やってきました!

 

僕自身こういう試みは今までやったことがなかったので不安でいっぱいでしたが、なんとかやり遂げる事ができました!

これも全ては初対面で信用も何も無い僕に優しくして下さった、依頼人=斎藤さん(偽名)のおかげですね。(変な依頼きたらどうしようとか思ってました笑)

 

今回お手伝いした内容はパソコンの掃除ですね。斎藤さんが持っている2台のパソコンの内、1台を掃除しました。僕はあまり詳しくないんで知りませんでしたが、最近のキーボードって水洗いできるんですね!すごい!

もう一つのキーボードがゲーミング仕様らしくてピカピカ光ってました。斎藤さん曰く、「この光と叩くときの音が良い」のだとか・・・(正直よくわからない)

まぁそんなこんなで、キーボードのキー外したりモニター拭いたりタワーの中に空気送ったりして作業終了。パソコンの分解を見るのは人生初めてだったのでなかなか驚きました。複雑な作りになっていると思ってましたが、案外プラモデルのようでサクサク付けたり外したりできるんですね~。

 

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ここからは私が聞いてきた、斎藤さんの人生観についてインタビュー形式で纏めていこうと思います。(尚、当記事に掲載する事項は事前に許可を頂いたものに限ります。これに関するいかなる誹謗中傷も禁止し、自制して頂くようお願い申し上げます。)

 

・あなたの人生において一番印象的な出来事は何ですか?

自分は自分が思っていた程大した人間じゃなかったことかな?運動はできなかったけど子供の頃から勉強はできたんだ。一日何時間も勉強しなくても一回授業で習ったとこは大体忘れることがなかったし、学校のテストでも上位にいるのが当たり前だった。そんな流れで県内トップの進学校に進学して大学も偏差値高めの所に入学したね。大学時代も結構遊んでたと思うけどあまり悪い成績ではなかったかな。そんなんだから調子に乗ってたんだろうね。自分の事を天才とは思わないにしても、自分より下のランクの学校に通っている人達なんかかなりバカにしていたね。何をやったらそうなるんだ?なんでそんなに頭悪いんだ?って具合にね。それまで挫折という挫折も味わったこと無かったからな~。今思うと恥ずかしい。

それで大学終わって就職した時、初めて挫折したね。自分勉強はできても仕事はできなかったんだ。今まで自分から何かをするっていう事あまりしてこなかったからね。勉強は受け身で授業受けてればいいけど、仕事の方は自分から何かをする、動くっていう事が大切だった。それを理解してなかったもんだから・・・いろいろしんどかったね。それが自己嫌悪とかストレスに繋がったりして体重もかなり落ちたな。

 

・あなたの人生において一番明るく楽しかった事は何ですか?

何が一番かは決められないけど毎日が明るく楽しかったのは学生時代だね。小学~大学と基本楽しい思い出だらけだと思ってるけど、一番ピュアに輝いていたと思うのは中学生の頃かな?幼稚園~中学と一緒だった幼馴染の子がいてその子と付き合い始めたのが中学生の時でね、初恋で初めて付き合う相手だったからいろいろ緊張したね。長く友達以上~ちょっと親友、みたいな間柄だったから意識し始めた当時の自分はかなり挙動不審だったろうな。まぁ結局高校別々になってから段々疎遠になって消滅しちゃったけど、良い思い出だったな。何か落ち込んでいたりしても彼女と会うだけで元気になってきたりして、自分の事とは言え「男って単純だな~」って思ったね。

それからもいろいろ女性と付き合う事もあったけど、やっぱり初めての衝撃はデカイよ。多分ヨボヨボの死にそうなお爺ちゃんになっても忘れる事は無いと思う。なんなら未だに夢に出てくる事とかあるしね。別の女性と付き合ってる時にそんな夢見たときは自分の深層心理を疑ったね、「まだ未練あるのかよ・・・」って。

 

・あなたの人生において『やってて良かった』、『続けてきて良かった』と思う事はありますか?

一人小学生の頃からの親友がいるんだけど、彼と友達でいられた事だね。小さい頃とか学生の間はいろんな年代の人たちと半強制的に関わるから一人が寂しいなんて思わなかったけど、社会人になって働きだすとまぁ人間関係希薄になるね。皆それぞれの立場とかわきまえているから当然ではあるんだけど、本音で話し合うなんて事は大してなくなるね。高校生の時に物理の担任が友達の少なさについて授業の合間に語ってて、当時は笑い飛ばしてたけど実際笑い話じゃないと実感したね。これで消極的な人なんかだったら、一日で数語しか発してないとかあり得るんじゃないか?いやないか。

それで孤独を経験する、なんてのがあったけどそんな時彼がいて助かったよ。お互い暇な時はゲームしたり遊びに行ったり無駄話したり、野郎ばかりだけどなかなか充実した暇つぶしだったと思うよ。今でも暇で休みの日なんかは遊びに行ったり飲んだりしてるよ。まぁそろそろ彼女いない歴=年齢を脱却した方が良いとは思うけどね(笑)

 

・あなたがこれからの人生において望むモノはなんですか?

確かな幸せ・・・確かな未来かな?現実は思い通りにいかなくて将来なんて不確かで曖昧なものなんだと実感したけど、それでも確実な幸せみたいなのが欲しいな。

自分が思う幸せっていうのは友人や家族や恋人と普通に過ごせる事だね。別にお金持ちになって派手な生活したいとかでなく、地に足の着いた地味でも堅実で笑顔のある毎日、そういうのが欲しい。そしてそれが死ぬまで続けば最高だね。他人と自分とを比較してあれも欲しいこれも欲しいっていう人いるけど、人生は満足した者勝ちだと思う。どうせ世の中自分より優秀な、言っちゃえば上位互換みたいな人で溢れてるんだからさ。果てしなく上を目指そうっていう精神はすげぇって思うけど、それでどこまでも上にいける人は天才しかいないと思うよ。

ここまで言っちゃうと「妥協して身の丈にあった人生が一番」みたいに聞こえるけどそうじゃないからね。ただ日々満足して満ち足りて過ごしていくのが自分の中では最高で1番だ、っていう話だから。

 

・最後にあなたの人生観について教えてください

さっきも言っちゃったけど一つは、満足した毎日を送ること。今の自分の中で一番大切にしている事だね。

後は・・・積み重ねだね。大人になってからはもう嫌という程積み重ねの大切さを実感してきたよ。結局は人間って積み重ねる事でしか生きられない生き物だと思うんだ。良い事も悪い事も積み重なって今の自分ができてる。「朝起きていきなりノーベル賞取った」なんて出来るわけないじゃん。ノーベル賞とかそういうすごい賞取ってる人の積み重ねっていうのは普通の人の比じゃないと思うよ。他の分野の人から見たら「狂気かよ」って思う程夢中になって取り組んでいると思う。自分のこれまで会ったすごいと思う人たちも、よくよく考えれば何か膨大な積み重ねのある人だったな。・・・たま~にそういうの関係無しでズバ抜けている人達もいるけどそれは例外って事で。

それと信頼できる友人をつくる事。意識してつくるっていうのとは訳が違うけど。自分が大変な目にあったり不幸にあったりした時には、何かと居るだけで心強いものだよ。人は一人では生きられないっていうのはその通りだと思う。自分は一人で生きていると思ってても知らない所で必ず誰かと繋がっている。だからそういう繋がりを大事にして強く太くしていく事で、楽しい毎日を送れたり、何か見えていなかったモノが見えたり、なんて事もあると思う。大勢友達いても上辺だけだったらあまり意味はないと思うな。

その他にもいろいろあるけど、大きいのはこの3つだね。

 

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 斎藤さん、素敵なお話ありがとうございました!

満足のいく日々を送る事、日々積み重ねる事、心からの友人をつくる事、とても興味深くそして意義のあるお話の数々でした。

 

最後に今一度依頼をしてくださった斎藤さんへの感謝と共に、飛脚屋日誌1回目の終わりとさせて頂きます。

 

本当にありがとうございました!